TOKYではオリジナルの鉢の制作に力を入れています。
と言っても私たちは陶芸家ではないので作家さん達の力無しでは成し得ません。
作家さん達とコラボレーションして作ってもらうということは既製品、大量生産には無い時間と手間が発生します。
それだけではなく作家さん独自の技法やセンス、それらが付加価値となるので当然コストは既製品に比べ跳ね上がります。
それらを仕入れるということは、私たちが作家さんにお支払いする対価はそれなりのものになりますし、もし仮に売れ残り在庫になってしまった時のリスクは当然既製品よりも高くなってしまいます。
ただ、それらを越えてでも「素敵な鉢が欲しい!」と私たちがずっと渇望していたことを形にしたに過ぎません。同じ事を考えている人が日本には少なからずいる!とSNSのInstagramを通じて確信しました(私たちの周りは少なくとも皆そういうことを書いていました)。
なぜそう思うのか。少し下世話なたとえ話になりますが聞かれたときにこう答えることにしています。
植物が超絶格好良くてもプラ鉢に入っていると
“もの凄く美人でナイスバディなのに下着がヨレヨレの女性のようだ”という比喩で伝えるようにしています(下品ですいません;)
プラ鉢はコストパフォーマンスも性能も良く、陶器やモルタルの鉢よりも栽培に関してはメリットが多い面もあります。
でも、“観葉植物”と名が付くからには徹底的に見て楽しみたいのです。植物がイケてても鉢がイケてないのは私たちからすると勿体ないと思ってしまうのです。
植物の事を最優先に考えるとそうではないのかもしれません。そういう意見があっても全然良いと思います。
ただ、TOKYの製品を理解してくれて決して安く無い鉢を購入してくれるお客様がオープンして半月ほどでも驚くほどいらっしゃいます。
私たちはお客様の反応や御意見を大事にしつつ今後も様々な作家さんとコラボレーションをしてまだ見たことが無いモノを共に作って行こうと思っています。
とある諸外国の片田舎でひっそりと作られる素敵な鉢たち。素焼きもしていないのに見ているだけでゾクゾクします。
東京より一足先に茨城の笠間で初めてのお披露目を果たしたROCK。植わった亀甲竜とアガベ・チタノタと組み合わさった異様な存在感に多くのお客様が足を止めてくれました。
そしてまた新たな作家さんの工房から未だ見ぬ価値を持った鉢が作り上げられようとしています。
TOKYでは今後も様々なクリエイターさんとコラボレーションできるようにさらにプラットフォーム的な立ち位置を強くしていきます。そんなTOKYに共感してくれるクリエイターさんは是非お声をかけてくださいませ。
それでは今後の展開もお楽しみに!!