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TOKY Staff Blog
ショップからのお知らせや日々の新たな発見などの情報を発信します

化粧石を使いこなす楽しさは異常

2018.03.29

新発売された頁岩(けつがん)と砂岩(さがん)、そして先立って発売されていた玄武岩。

 

 

もうお使いの方もいると思いますが様々な植物にとても似合うためご好評いただいております。

 

 

ちなみにどんなところで採石されているか少し見てみましょう。

 

 

k_01霧がかかった採石場。

 

 

鹿児島県のとある場所にある採石場、ここから頁岩と砂岩を洗浄・乾燥させた後に粒の大きさを分けていきます。

 

 

そのほとんどの工程を手作業で行っているためかなりの時間と手間をかけてTOKYまでやってくるわけです。

 

 

k_03洗浄前の石は泥だらけで一見してこれがあの化粧石とは気が付かないはずです。

 

 

実際に使うとこんな感じですね。

 

 

k_05頁岩:白い鉢に濃いグレーの石。

 

 

頁岩は書道などで使われる硯(すずり)の原料にもなっているので正式には石では無く泥板岩と呼ばれており広義で言えば泥にあたります。

 

 

k_06砂岩:水やり後なので濡れてしまっていますがいい風合いです。

 

 

砂岩は石英と長石で構成された鉱物で、石材や砥石などにも広く使われています。

 

 

 

 

そして玄武岩です。

 

 

こちらは火山岩なので頁岩、砂岩とは大きく異なります。

 

 

スコリアとも呼ばれ、塊状で多孔質のもののうち暗色のものを指すそうです。

 

 

頁岩、砂岩と違い通気性が高めなの焼軽石などを表土に使われている場合と使い方は近しいかと思います。

 

 

k_07玄武岩:Lサイズなので大きめの植物の表土にぴったりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今までは化粧石と言えば焼軽石、富士砂、赤玉土などが一般的でしたが一味も二味も違う見え方になるので上記3種の石はとてもユニークだと思います。

 

 

私たちが化粧石にも力を入れるのは鉢と植物のサイジングが決まっても表土のままであったり水遣りで撹拌されたものを見ると勿体無いなと思ったりします。

 

 

3種は撹拌されにくい大きさだったり重さのものも展開されていて、特に玄武岩は撹拌されたとしても赤玉土などと色味が近いため自然さを保つことができます。

 

 

近年は私たちから見てとても鉢合わせが上手だなと思う方が増えているように思いますので最後にスキの無い仕立てを完成させる為に化粧石はとても重要だと考えています。

 

 

後はプラ鉢であっても化粧石敷いて少しメリハリを楽しむ方が増えている印象でしたのでそういう方にもぴったりだと思います。

 

 

ただ、頁岩と砂岩に関して言えば多孔質ではないので水持ちが少し良くなりますのでそこも気をつけて水の管理をしてもらえればと思います。

 

 

この石たちを鹿児島から送ってくれるYさんに大変な感謝をしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

Yさんは知人の勧めでTOKYを知りご自身の作られているプロダクトをご紹介していただきました。

 

 

私たちと同じ地道に園芸を盛り上げていこうとされている方でとてもシンパシーを感じています。

 

 

いつも連絡をすると山の中や採石場にいらっしゃって作業の合間に色々と石の話を教えていただきます。

 

 

化粧石という地味なプロダクトですが鉢植えにとってはとても重要なポジションだと思っているのでこれからもYさんと共に色々とアイテムをご紹介できたらと思っています。

 

 

大阪の植物イベントWILDWOOD vol.5に参加します!

2018.03.30

 

またこの季節がやってまいりました、そう…年に2回のWILDWOODの春の回ですね。
関東だけで商売をしていると感覚が偏ってくるのですがこのWILDWOODに参加すると色々と気付きが多いんです。

 

今回の参加で5回目、TOKYは第1回目から参加しているオリジナルメンバーなのです、実は。

場所は毎度お世話になりっぱなしの SALTVALLEY(ソルトバレー)さん。

 

最高のロケーションで眺める植物や鉢は圧巻に違いありません。

 

WILDWOODillustration by @umemichi

 

言わずもがなですが主催者、参加メンバー含めてかなり気合が入っております。

 

関西で人気のビカクシダ、コーデックス、ブロメリア、アガベ…そして私たちもWILDWOOD限定のアイテムも持っていこうと思っています。

 

新しいメンバーも増えており私たちもその正体をよく知らないのですが牛乳植物さん、何かネーミングから普通じゃない気がしています。

 

JAA(Japan Agave Association)さんのお知り合いのようでアガベを主で取り扱っているそうです。

 

後はユニークなセッショントークも開催されるみたいなのでこちらもとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場
4月21日(土)AM10:00〜PM18:00
4月22日(日)AM10:00〜PM17:00

 

会場
SALTVALLEY(ソルトバレー)
〒556-0025
大阪市浪速区浪速東1-2-3

 

アクセス
JR 芦原橋駅 徒歩1分 JR 芦原橋駅 徒歩1分

 

出店業者

木浴【塊根植物.多肉】
@koji_nakamoto


kei’s bromeliads【チランヂア.ブロメリア】

@keisbromeliads

 

什木【アイアンアート.絵.鉢】
@chan317


comolebi plants nursery 【ビカクシダ】

@comolebi_plants


小林椅子【革製品.オリジナル椅子】
@kobayashi.daigo


ajianjijii【マダガスカリエンセ】

 

kotorakura【ドライフラワー.グッズ】
@sakura.395


SmokeyWood【ビカクシダ.枝コルク.グッズ】
@driftwood.smokeywood


cotup【オリジナルガラスケージ】

@cotup


TEAM Japan Agave Association
litofu【アガベ.ドライフラワー.グッズ.鉢】
@utadagardencrafis


Land scape moon【手書きの鉢】

@landscape_moon

 

牛乳植物【アガベ】
@milksun99

 

TOKY【オリジナル鉢】
@toky.jp

 

入場料
500円 (小学生以下無料)

 

 

君はDOROROU Potを知っているか。

2018.03.10

新しくTOKYでセレクトする悪魔的な鉢のご紹介。

 

 

DOROROU Pot

 

 

陶芸家林田ドロロウが作る魑魅魍魎で古今東西な鉢たち。

 

 

その世界観は漫画、アニメ、音楽、様々な文化からインスパイアされドロロウの脳内でミキサーにかけられて見たことの無いエキスが抽出され陶芸にアウトプットされています。

 

 

百聞は一見にしかず、彼の作る鉢の一部ですが是非見てください。

 

 

dororou_03牛鬼泥多脚鉢(ぎゅうきたきゃくばち)×布かぶり(ぬのかぶり)

 

 

dororou_02根鉢 白濁(ねばち はくだく)×布かぶり(ぬのかぶり)

 

 

dororou_04布かぶり(ぬのかぶり)

 

 

どうでしょう、このような造形の陶器を見たことがあるでしょうか?私たちはありませんでした。

 

 

ネット上で彼の作る陶器をで見つけた時に禍々しいオーラに圧倒されつつ連絡を取りました。

 

 

一度作品を見せていただくために彼の自宅に呼ばれた時にいきなりハートを鷲掴みにされました。

 

 

「お茶割り飲みます?」、、、そう、いきなりお酒を出してきたのだ。

 

 

その時思いました、「あ、この人わかってるな」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は制作する植木鉢に関して販売用ではなく自分で使う用としてしか制作していませんでした。

 

 

ごく偶に展示などの機会の際に強い要望があった場合に販売したことがあるそうですが商業的なものづくりをしていなかった為少しだけTOKYの想いとすり合わせる必要がありました。

 

 

自分の為に、好きなように作られているためとてつもない時間と手間を惜しみなくかける。

 

 

値段を付けることにも躊躇いを感じていましたが自身の制作する陶器を世の中の人達に見てもらう機会を彼も探していたようでしたので今回はいい出会いとなりました。

 

 

近日中にWebストアで販売開始します。
年に何度か販売できればいいなと思っています。

 

 

TOKYが通常取り扱う作家さまの鉢とはひと味もふた味も違う悪魔的な鉢の数々。

 

 

サイズ感はどれも2.5合鉢くらいですがその圧倒的な作り込みの為に価格は相応となっています。

 

 

超絶的な一点物、鉢として使ってもいいですしアートピースとしてもお使いください。

 

 

dororou_00林田ドロロウ (image)