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TOKY Staff Blog
ショップからのお知らせや日々の新たな発見などの情報を発信します

雑記

2023年を振り返る

2023.12.28

近年はSNSの投稿が増え、Blogも営業日のお知らせ以外ほとんどすることが無くなりました。

 

 

Webサイトなんて、今どき誰も見ないのでは?とも思っています。オンラインショップは別ですが。

 

 

2023年はと言うと、本格的なコロナの収束で外出される方が増え、少し園芸は落ち着いた感があります。

 

 

追い打ちで、異常なほどの円安や情勢不安などもあり、お客様の財布の紐が固くなったなと感じています。

 

 

ただその分、インバウンドでの海外のお客様が増加し、実店舗においては好調な業績を残しました。

 

 

そして、商品開発などでずっとバタバタしていたこともあり、少し植物の栽培にかけるパワーがダウンしてしまったのが本音です(鉢物)。

 

 

実生もこぼれ種をパラパラと撒いてみたり、撒かなかったり、数年前に播種した実生たちが大きくなってきて満足感がでてしまったのも要因かもしれません。

 

2019年播種軍団、2024年には店頭でお目見えできると思います。

 

 

2024年は植物の栽培にもう少しパワーを注ぎたいと思います、鉢屋ですが植物の栽培でも負けたくない気持ちがあります。

 

 

あと、寂しく思うのが、2015〜2016年くらいは、様々な雑誌に珍奇植物が多く掲載されましたが、最近はめっきり見なくなりました。

 

 

一時の流行りってことだったのでしょうか、ただ、書籍は未だに発行されていますね。

 

 

もちろん、TOKY代表が著書の珍奇植物はベストセラーですが、共著者であるShabomaniac!さん(共著というよりかはShaboさんがメインです)の新書籍も年末発売されました。

 

 

流行り?のネームドアガベみたいのは出ていないですが、古典的な普及種やしっかりと作り込まれたアガベ、アロエ、ソテツなどが満載の書籍となっています。

 

 

TOKYは1mmくらいしか関係していませんが、良書なのでお正月に読んでみるのもいいかと思います。

 

 

 

アガベ・アロエ・ソテツ 名品図録

2022年を振り返りつつ、2023年を考える

2023.01.09

毎年恒例になってきました『振り返りシリーズ』。

 

 

2022年はコロナが鎮静化しだし、ようやく明るい世の中が訪れるか?と期待していた矢先に、ロシアウクライナ紛争や急激な円安、そして原材料の高騰などを受け、園芸店を営んでいる側としては以前の方がよほど盛り上がっていたのではないかなと感じます。

 

それでも毎日お店を開けていればこそ、常にお客様にご来店いただけ、感謝しております。

 

 

植木鉢、園芸用品、植物、日々仕入れて検品して撮影して…を繰り返す毎日で、最近は園芸のトレンドにもなかなか乗れていないのかなという焦りも感じています。

 

 

というわけで、2023年から力を入れてみたい事柄をピックアップしてみました。

 

 

 

加速栽培で播種から2ヶ月でとても大きくなったモンソニア・ペニクリナ

 

<加速栽培>

耳慣れない方も多いと思います、これは文字通り植物の栽培スピードを上げて、早く育てることを意味します。

 

 

この加速栽培の第一人者である、と思われるモリトシロウさんより昨年はモンソニアの種子をいくつか譲って頂き、当方も加速栽培に挑戦しております。

加速栽培を簡単に言えば、LEDライトを強く当て、風も強く当て、そして底面給水で常に水を切らさずに実生を行うことです。

 

 

氏の実生した植物のサイズと期間を見ると信じられない結果となっていますので、是非モリさんのサイトで是非確認してみてください。

 

 

当方も播種から2ヶ月くらいで直径1cmくらいに成長し驚いています。

 

 

これはLEDが必須の栽培方法で、人間の作った栽培用のライトが、用途によっては太陽光を上回る結果になったのではないでしょうか?

 

 

 

普段チタノタを育てる場合、この葉の長さにになるとネギの様に伸ばしてしまう…が、これはうまくいきそうな予感がする。CACTUS GREENさんのアガベ・スーパーチタノタの子株

 

<アガベ・チタノタ栽培への再チャレンジ>

昔からの人気種、アガベ・チタノタ (オテロイ)。

 

 

山取りされてくる野生個体を抜き苗で販売している状況は一向に改善されないことは腹立たしいのですが、その副産物でしょうか。それらを購入した人たちが独自の栽培方法を見つけ出し、野生個体を上回るような素晴らしい樹形にしているのをSNSで見かけます。

 

 

当方は日照時間が少ない、アガベにとってはストレスの多い環境のため、特にチタノタは間延びした状態になることが多く、近年は仕入も栽培も行っておりませんでした。

 

しかしながらチタノタの栽培マニアの方々を見ているうちに自分でも試したくなり、現在実践しております。

 

 

上記で挙げている加速栽培と似たような環境で、これまたLEDで栽培すると間延びすること無く、肉厚で太い鋸歯になることが分かり栽培が俄然楽しくなってきております。

 

 

高性能かつ、ピンク色の光が抑えられるLEDライトの出現で園芸の世界は大きく変わったと思っています。

 

 

 

昨年末にリリースした、同じ常滑で作陶されている大原光一さんにご紹介頂いた鯉江明さんとの出会いも素晴らしい体験となりました

 

<新しい陶芸家さんたちと出会う>

やはり、TOKYと言えば作家さんたちのハンドメイドポットですから、2023年はより力を入れていこうと考えています。

 

長い歴史のある、陶器のギャラリーさんたちと同様に、この作家物の植木鉢の世界も作家さんをいかに確保するか、ということで頭を悩まされる園芸店・鉢屋さんも多いと聞きます。

 

 

私たちは、ハンドメイドポットの専門店としては日本最古の自負もありますし、東京は日本橋の路面に店を構え毎日営業している数少ないブランドです。

陶芸家さんも声がかかる機会が増えてくると思いますが、もし当店が気になったらお気軽にお声がけいただければと思います。

 

 

 

ともすれば、ネットを駆使し、お客様の知識も経験も豊かな状況となっている状況ですので、私たちもそれに負けないように頑張る一年にしたいと思います。

 

2021年を振り返る

2021.11.28

 

まだ11月なので早いですが、12月はとても忙しくなりそうなので今のうちに。

 

 

早いもので、2014年11月にオンラインショップオープン、2016年2月に東日本橋実店舗オープン、そして今年2021年の9月に日本橋に移転しました。

 

 

光陰矢の如しと言いまして、時の過ぎるのもあっという間、今年も色々ありました。

 

 

なんと言ってもやはり日本橋に店舗移転したことが最も大きなトピックスになったかと思います。

 

 

1Fの売り場面積と2Fの事務所倉庫も3倍ほどの面積になり、お客様同士がぶつかることもなくゆったりとお買い物ができる空間をようやく実現しました。

 

 

事務所倉庫が広くなったことに伴い、在庫も多く持てるようになりましたから、より多くの商品をご提供できるようになったかなと思います。

 

 

あとは、陶器つながりと言うことで、テーブルウェアの取り扱いも開始しており、こちらもご好評頂いております。

 

 

せっかく陶器鉢に興味を持っていただいたなら、今度は食卓でも…という流れはごく自然で素敵だと思います。

 

 

今のところは実店舗のみでの展開ですが、いつの日かオンラインショップなども立ち上げるかも?しれません。

 

 

2014年頃から始まった珍奇植物の大ブームもすでに6年近く経過していますので、流石に沈静化してきたかなという感があります。

 

 

このBlogを読んでいただいている方のほとんどは日本の方だと思いますのであまり関係ないことかもしれませんが、現在は中華圏で大きな珍奇植物ブームが起こっています。

 

 

日本と同じく数年かねてブームが収まっていくかとは思いますが、ファッションなどとクロスカルチャーで盛り上がっている分、そこは日本とは少し違うのかなと感じています。

 

 

日本よりも更にインスタ映えなどが盛んなようで、オシャレな鉢にコーデックスを植えて「どや!」感が強いので、もう少し栽培を楽しむ方向にシフトして欲しいです。

 

 

まだまだ輸入植物メインで、実生して植物を楽しむような文化が生まれていないようなのでそこは期待したいと思います。

 

 

あとは、TOKY人気のともだち初号機がメディコムトイ様のお力の元、ガチャになったことも素晴らしい経験となりました。

 

 

全国のガチャスポットにも設置され、売れ行きも好調の様です。

 

 

ともだち初号機のソフビもブロックチェーンの証明書を付属することで偽物と差別化できるところと、転売防止にもかなりの抑止力となっているみたいでこちらも嬉しい限りです。

 

 

オンラインショップでは365日24時間お買い物いただけますし、実店舗も基本、木曜日・日曜日以外は営業していますのでもっと気軽にご利用頂けるように努力し続けたいと思います。

 

 

それでは少し早いですが、2022年もTOKYをよろしくお願いいたします。

異常気象と植木鉢

2020.09.26

 

年々異常気象が酷くなっていきますね。

 

 

2020年と言えば体験したことのない長い梅雨、そして酷暑の夏。

 

 

ようやく涼しくなり植物たちの顔色も良くなってきたところで台風…植物たちにとって心地よい季節がこの数年でも少なくなりつつあるように感じます。

 

 

TOKYなどの街中に居を構えるようなお客様も多いのですが事態は更に深刻だと思います。

 

 

ハウスを建てたり、棚を増やすなんてことに対して成約が大きい為ですね。

 

 

私達が日々作っている陶器鉢もその辺りを踏まえて少しづつ変化していかなければいけません。

 

 

農家の方々に話を聞くと緑や白のプラ鉢を使う割合が増えたと聞きます。

 

 

現代の異常な夏だと黒いプラ鉢は熱を持ちすぎてしまうため明るい色味のプラ鉢の需要が増えているそうです。

 

 

陶器鉢はプラ鉢よりも厚みがあり色が濃い鉢は更に熱を溜め込んでしまいがちです。

 

 

これからの鉢作りはこの異常気象に合わせた色味や厚みを考えて作る必要性を感じています。

 

 

最近Blogも書いていなかったのでとてもラフな雑記になってしまいました。

カスタマーの皆様も今後の栽培を考えるときに上記の様な事柄を念頭に置いて頂いたほうがいいかもしれませんね。

 

 

 

園芸するなら最高のシーズンには変わりない

2020.04.27

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世界中で猛威を振るうCOVID-19(新型コロナウィルス)。

 

 

あらゆる経済はストップを余儀なくされ、政府はどこまで保証をしてくれるか不明瞭な点も多く総国民全体が非常にストレスフルな状況だと思います。

 

 

余談ですが実家の両親にも口を酸っぱく「あんまり外出るな、マスクしろ、アルコール消毒しろ」と言い続けているものですからやはりイライラしています。

 

 

母親はもともとゴムの木やドラセナの様な観葉植物を部屋に置いていたこともあったので (ボロボロで下手くそですが) 「近所の園芸店で植物を買ってきて育ててみては?」と提案しました。

 

 

運良くそのお店にはサボテンの王翁 (Mammillaria hahniana)が売っていたので早速購入 (勿論母親の自腹) してもらい育てる指令を出しました 笑。

 

 

数日ではその楽しさに気がつくとは思えませんが「花が咲くまで焦らず辛抱して観察して」とよく考えたら自粛ムードの中で更に辛抱強くさせるサボテンって不向きかな?と思いつつ本人も可愛いと言っているのでよしとしましょう。

 

 

私たちは毎日植え替えなどに追われており「時間持て余しているから植物を愛でよう」というところに至っていない歯がゆさもあります。

 

 

特にとりとめも無い内容の記事ですが新コロ関係なく今は植物を楽しむには最高のシーズンです。

 

 

よく「コロナに勝つ!! 」のようなキャッチコピーを見ますが園芸が好きな方にこれを当てはめるなら新コロの重大さを踏まえつつも普段と変わらず、いや普段以上に園芸を楽しむことで新コロに対して「心までは新コロには屈服しない‼」という姿勢を貫ければと思いますしお客様にもそうであってほしいなと思っています。

 

 

私たちはその園芸ライフにお力添えできるように新商品や再入荷商品などをドンドンとオンラインショップにアップしていきますね。

 

 

見ているだけでも時間が過ぎていくと思いますし気になる商品があったら是非買ってみてください。

 

 

手作りの商品もセレクトの商品も厳選しておりますので!!

 

 

あと『古!! 土偶パイセン』の第4話も公開になりましたので暇つぶしにどうぞ!!

 

 

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