• 会員登録 ログイン

TOKY Staff Blog
ショップからのお知らせや日々の新たな発見などの情報を発信します

TOKY ITEM

スマートLED ELIXIAという製品について

2021.11.06

 

先日リリースしたheliospectra社製のスマートLED『ELIXIA』

 

 

日本橋店舗の店頭にデモ機がありますので、店内が空いていれば実機で実演・ご説明もできます。

 

 

TOKYが一年以上前から、このELIXIAで植物を育てているのを見て、興味を持って頂いている方も多いと思います (とてもよく質問受けますので)。

 

 

「値段は幾らなんですか?」と聞かれ「17万前後になりそうです」というと皆さん驚かれます。想像の何倍もの値段なのです。

 

 

「植物栽培ライト」として考えるととても高いと感じると思いますが…。

 

 

「ハイパワー」「広い面積照射」「各波長の時間ごとの出力調整」「PCからのwifi管理が可能」などを鑑みて、実際に使ってみると価格以上の満足度があります。

 

 

 

 

例えば、既存の植物栽培用LEDを大量に設置し、植物に近づければ似たような環境は再現できるかもしれません。

しかし、距離が近いと思いの外高熱になるLEDで植物を駄目にしてしまう話をよく聞きます。

 

 

ELIXIAは例えば、高い天井に吊るすことにより広い面積を照射することができます。

そして既存の製品と異なり、ライト自体、もしくは植物の高さを変えること無く各波長の出力でコントロールできます。

 

 

一度タイムスケジュールを入力すれば、あとは自動で稼働してくれますから、電源のON/OFFももちろん必要ありません。

 

 

また、他の植物栽培ライトには無い、西日に含まれる遠赤波長を装備していることもとても大きいと思います。

 

 

一日の最後の30分間、その遠赤を当てるようにしてあげれば、理論上は植物体が太るそうですから、それも大きなメリットかと思います (東京大学 大学院 理学系研究科 理学部によるレポート)。

 

 

都市部で、植物を育てるためには日照を確保することが困難な場合が多いので、そういう意味でもこのELIXIAはそういった人たちの手助けができるのではないでしょうか?

 

 

使用した感想として、ELIXIAのデメリットは…

 

・ファンの音が大きい

・重い(8kg)

・電力消費量が大きい(出力によりますが)

 

上記くらいでしょうか。

 

 

メリットでいうと、ELIXIAは筐体のデザインが良く、白色の光を混ぜることで、ピンクっぽい光を抑えることができるので室内を落ち着いた雰囲気にもできるところかと思います。

 

 

そういった本気の栽培という側面と、生活の中で無理なく使う、という部分を両立できることもこの製品の素晴らしいポイントだと思います。

 

 

ですが、これはある程度使ってみないと実感できない部分も多いので、高価なことに代わりはありませんから特に強く勧めるわけでもありません。

 

 

深刻な食糧不足などを補う為に作られたという意味のあるプロダクトに興味がありましたし、海外の一部では大麻の栽培にも使われるなど、日本のプロダクトでは考えられないような所も魅力だと思います。

 

 

一年以上使って分かったことは色々ありますが、日光で栽培するよりもLEDの方が難しいと感じています。

 

 

植物は様々な種類がありますから、「この植物は調子が良いけれどこの植物は成長しない」などほんの少しの距離やパワーの違いで調子が良くなることもありますし、その逆も日光より顕著に現れる思います。

 

 

それらを鑑みた使い方のポイントは…

 

・遠目から緩く、長時間照射する (24時間はNGです、植物を休ませる時間も必要です)

・日光にプラスの補光として使い始める

 

植物体に近すぎると成長が鈍化する場合が多いので、しっかりと光を当てつつも、少し距離を空けて使ってみる。

 

 

最初から日光ゼロで本製品を試してみるのではなく、日光+補光として使い始めるのなどがオススメの使い方です。

 

 

なにかご質問があればお気軽に聞いて下さい。

 

 

 

ELIXIAの出力は20%くらいです。

一番下のティランジアまではかなり距離がありますが、徒長無く綺麗に育っています。

 

 

最後に、この素晴らしい製品をご紹介してくれたY様。

ありがとうございました!!。

 

 

-->

価値の変換

2018.07.09

01

 

製作中のmiamauaによるPseudobombax ellipticum(プセウドボンバックス・エリプティクム)の麻ひもぐるみ

 

 

私たちは製作者であるアーティストtenさんの作るもの全てが好きで、新作を見るたびに心躍っているEverydayです。

 

 

今回プロトタイプで見せてくれたボンバックスは今までに無い価値の変換を感じました。

 

 

ボンバックスは基本はまん丸いフォルムのものが特に好まれるのが主流です。

 

 

自然に丸くなる個体も稀にあるようですが基本は人の手による剪定されたものが多くを占めます。

 

03

 

実物を目にした時に少し時が止まりました。

 

 

「あれ、この切り株みたいの、剪定跡?」

 

 

tenさん自身は植物の栽培にそれほど興味が無いそうなのでこの剪定跡の発想は極自然に生まれたそうです。

 

 

普段我々がボンバックスのチャームポイントである丸さにフォーカスするようにtenさんの目には切り株のような剪定跡がチャーミングに見えたに違いありません。

 

 

園芸の世界で言えば剪定後の残るものよりも年月をかけて後が消えて、丸くなったものの方が価値があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですがそれは広くとも狭い園芸の世界の中の一つの価値観で、視点を変えてみれば美醜の価値も変わるということをこの麻ひもぐるみは教えてくれました。

 

 

完成された丸くカッコいいものは所有欲を満たしてくれますが、生育の楽しさでは途中経過の方が楽しいと思っています。

 

 

カッコいいとかクールということよりも、面白いとか楽しい方が、人は不思議なほど共感してくれる、この業界に身を置いてとても感じます。

 

 

とりとめも無い記事になってしまいましたが変わらない価値があるように、変わって行く価値もあっていいと思いました。

 

 

お店でお客さんと話したりSNSを見ていると皆一様に「良形良形!」となっていて、「あなたの本当に好きなものはなんですか?」と問いたくなったりします。

 

 

早く丸くなれ!と言わずに、選定した切り口もじっくりと愛でるような楽しみ方を私たちもしてみようと思います。

 

 

04

 

勿論剪定跡だけじゃなくて…。

 

 

05

 

誰にもできない発想と、緻密な作業の積み重ねなど、見どころ沢山のボンちゃんをよろしくお願いいたします。

 

 

-->

Jasugan for Industrial

2019.08.09

JI_03

JI_01

JI_02

JI_04

JI_05

JI_06

JI_07

JI_09

 

陶芸家 望月薫 a.k.a ILL CERAMICSさんによるハンドメイドポット、Jasuganシリーズの量産品。

 

 

それがJasugan for Industrialシリーズです。

 

 

このJasuganシリーズは発売当初から大変な人気を博しており、手作りの作品ということもあり多くのお客様にお届けすることが叶わずTOKYの課題となっていました。

 

 

そんな折に普段から交友が多かった望月さんに相談したところ「形状的にもインダストリアルな雰囲気があるし型で作るのはアリなんじゃないかな」というお話をいただき製作を開始しました。

 

 

型で作るということは安定した形状のものを大量に製作可能なので望月さんには鉢と受皿の高台裏の刻印なども非常に凝った原型を作成して頂きました。

 

 

その原型を元に、Unionシリーズの製作を行ってくれている岐阜県は多治見市の美新窯の安藤さんに依頼をしました。

 

 

しかしその精密な原型に伴い、その形状を忠実に表現しようとしたため鋳込み型に大きな難関がありました。

 

 

特に高台裏の刻印やサインを表現するために通常の鋳込み型を使用することは出来ず、結果他の業界の技術なども転用しつつ、多くのパーツで構成された鋳込み型が完成しました。

 

 

形状をクリアしたあとの渋みのある金属質な釉薬の開発にも多くの時間を要しました。

 

 

通常のテーブルウェアなどでは使われない釉薬だったので手探りで何度も焼成テストを行い現在の釉薬の完成となりました。

 

 

そうして構想から約1年と半年をかけてようやく完成となったJasugan for Industrialシリーズ。

 

 

釉薬の再現的に大きなガス釜を使うことが出来ず、小さめの電気釜で焼成しているため当初の想定よりも大量に作るという目標にはかないませんでした。

 

 

ただ、それでも一ヶ月に数十個は製作の見込みが立っていますので今後は色々な方の手に行き渡りつつ、需要と供給のバランスも安定してくるのではないかなと考えております。

 

 

現在美新窯の安藤さんが猛暑の中懸命に製作してくれています。

 

 

初回は実店舗での販売でしたが、次回はオンラインショップでの販売を予定しております。

もうしばらくおまちくださいませ。

 

 

-->

化粧石を使いこなす楽しさは異常

2018.03.29

新発売された頁岩(けつがん)と砂岩(さがん)、そして先立って発売されていた玄武岩。

 

 

もうお使いの方もいると思いますが様々な植物にとても似合うためご好評いただいております。

 

 

ちなみにどんなところで採石されているか少し見てみましょう。

 

 

k_01霧がかかった採石場。

 

 

鹿児島県のとある場所にある採石場、ここから頁岩と砂岩を洗浄・乾燥させた後に粒の大きさを分けていきます。

 

 

そのほとんどの工程を手作業で行っているためかなりの時間と手間をかけてTOKYまでやってくるわけです。

 

 

k_03洗浄前の石は泥だらけで一見してこれがあの化粧石とは気が付かないはずです。

 

 

実際に使うとこんな感じですね。

 

 

k_05頁岩:白い鉢に濃いグレーの石。

 

 

頁岩は書道などで使われる硯(すずり)の原料にもなっているので正式には石では無く泥板岩と呼ばれており広義で言えば泥にあたります。

 

 

k_06砂岩:水やり後なので濡れてしまっていますがいい風合いです。

 

 

砂岩は石英と長石で構成された鉱物で、石材や砥石などにも広く使われています。

 

 

 

 

そして玄武岩です。

 

 

こちらは火山岩なので頁岩、砂岩とは大きく異なります。

 

 

スコリアとも呼ばれ、塊状で多孔質のもののうち暗色のものを指すそうです。

 

 

頁岩、砂岩と違い通気性が高めなの焼軽石などを表土に使われている場合と使い方は近しいかと思います。

 

 

k_07玄武岩:Lサイズなので大きめの植物の表土にぴったりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今までは化粧石と言えば焼軽石、富士砂、赤玉土などが一般的でしたが一味も二味も違う見え方になるので上記3種の石はとてもユニークだと思います。

 

 

私たちが化粧石にも力を入れるのは鉢と植物のサイジングが決まっても表土のままであったり水遣りで撹拌されたものを見ると勿体無いなと思ったりします。

 

 

3種は撹拌されにくい大きさだったり重さのものも展開されていて、特に玄武岩は撹拌されたとしても赤玉土などと色味が近いため自然さを保つことができます。

 

 

近年は私たちから見てとても鉢合わせが上手だなと思う方が増えているように思いますので最後にスキの無い仕立てを完成させる為に化粧石はとても重要だと考えています。

 

 

後はプラ鉢であっても化粧石敷いて少しメリハリを楽しむ方が増えている印象でしたのでそういう方にもぴったりだと思います。

 

 

ただ、頁岩と砂岩に関して言えば多孔質ではないので水持ちが少し良くなりますのでそこも気をつけて水の管理をしてもらえればと思います。

 

 

この石たちを鹿児島から送ってくれるYさんに大変な感謝をしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

Yさんは知人の勧めでTOKYを知りご自身の作られているプロダクトをご紹介していただきました。

 

 

私たちと同じ地道に園芸を盛り上げていこうとされている方でとてもシンパシーを感じています。

 

 

いつも連絡をすると山の中や採石場にいらっしゃって作業の合間に色々と石の話を教えていただきます。

 

 

化粧石という地味なプロダクトですが鉢植えにとってはとても重要なポジションだと思っているのでこれからもYさんと共に色々とアイテムをご紹介できたらと思っています。

 

 

-->

君はDOROROU Potを知っているか。

2018.03.10

新しくTOKYでセレクトする悪魔的な鉢のご紹介。

 

 

DOROROU Pot

 

 

陶芸家林田ドロロウが作る魑魅魍魎で古今東西な鉢たち。

 

 

その世界観は漫画、アニメ、音楽、様々な文化からインスパイアされドロロウの脳内でミキサーにかけられて見たことの無いエキスが抽出され陶芸にアウトプットされています。

 

 

百聞は一見にしかず、彼の作る鉢の一部ですが是非見てください。

 

 

dororou_03牛鬼泥多脚鉢(ぎゅうきたきゃくばち)×布かぶり(ぬのかぶり)

 

 

dororou_02根鉢 白濁(ねばち はくだく)×布かぶり(ぬのかぶり)

 

 

dororou_04布かぶり(ぬのかぶり)

 

 

どうでしょう、このような造形の陶器を見たことがあるでしょうか?私たちはありませんでした。

 

 

ネット上で彼の作る陶器をで見つけた時に禍々しいオーラに圧倒されつつ連絡を取りました。

 

 

一度作品を見せていただくために彼の自宅に呼ばれた時にいきなりハートを鷲掴みにされました。

 

 

「お茶割り飲みます?」、、、そう、いきなりお酒を出してきたのだ。

 

 

その時思いました、「あ、この人わかってるな」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は制作する植木鉢に関して販売用ではなく自分で使う用としてしか制作していませんでした。

 

 

ごく偶に展示などの機会の際に強い要望があった場合に販売したことがあるそうですが商業的なものづくりをしていなかった為少しだけTOKYの想いとすり合わせる必要がありました。

 

 

自分の為に、好きなように作られているためとてつもない時間と手間を惜しみなくかける。

 

 

値段を付けることにも躊躇いを感じていましたが自身の制作する陶器を世の中の人達に見てもらう機会を彼も探していたようでしたので今回はいい出会いとなりました。

 

 

近日中にWebストアで販売開始します。
年に何度か販売できればいいなと思っています。

 

 

TOKYが通常取り扱う作家さまの鉢とはひと味もふた味も違う悪魔的な鉢の数々。

 

 

サイズ感はどれも2.5合鉢くらいですがその圧倒的な作り込みの為に価格は相応となっています。

 

 

超絶的な一点物、鉢として使ってもいいですしアートピースとしてもお使いください。

 

 

dororou_00林田ドロロウ (image)

 

 

-->
1 2 3 4