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TOKY Staff Blog
ショップからのお知らせや日々の新たな発見などの情報を発信します

TOKYの営業日に関して重要なお知らせです!!

2017.07.23

 

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TOKYから重要なお知らせです!!

 

8月から試験的にですが営業日を増やそうと思っています。

 

カレンダーをご確認いただくと平日の金曜日も営業日部分があります。

 

 

calender_201708

これは「土曜日にどうしても行くことができない…!!」というお客様の声を鑑みたスケジュールです。

 

特に東日本橋はホステルなどの施設が多く外国人観光客の方も多いので機会損失を避ける意味合いもございます。

 

しばらくはこの「月2週の金土」スケジュール感で営業したいと思います。

 

営業時間は今までどおりの12時〜19時です。

 

ただ…!! 金曜日は出荷もあるのでバックヤードからドタバタが聞こえるかもしれませんがご了承くださいませ。

 

それでは不備等あるかもしれませんがよろしくお願いいたします。

 

 

新しいハンドメイドポットのご紹介

2017.07.15

長く暖めていたプロジェクトがようやく形となりました。

 

 

京都で活躍する陶芸家 中村 譲司さんによるハンドメイドポットです。

 

 

赤い釉薬を引き立たせるために敢えて黒い釉薬で覆いそれぞれの釉薬の溶ける温度差で表情を作り上げています。

 

 

ガンメタリックのような硬質感のある黒からうっすらと覗く炎のような赤。

 

 

明日7/16(日)より東日本橋実店舗にて販売開始しその後Webショップにて販売いたします。

 

 

大きさは3号鉢ほどで重厚なデザインの受け皿が付属します。

 

 

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是非手に取ってみてください。

 

 

陶芸家のご紹介 01 / 大原光一さん (常滑)

2017.07.13

 

 

Solomonシリーズのハンドメイドポットを作る陶芸家の大原光一さん。

 

 

新作の打ち合わせや「なんだか会いたいな」という思いに導かれ常滑に。

 

 

 

 

DSC02254大原光一さん。物静かで素朴な雰囲気だがお話しをすると内に秘めた熱いものを感じることが出来る。

 

 

 

 

DSC02245いただいたお昼ご飯。陶器から食べるものまで全て大原さんの手作り。

 

 

 

 

DSC02252ふと本棚を覗くと気になる書籍が多いことに気がつく。

 

 

 

 

DSC02250陶芸家さんにとって個展はとても重要な意味を持ちます。

 

 

 

 

DSC02273山から運んできた土をハンマーで砕く、とても地味な作業。

 

 

 

 

DSC02282土なんて生活の中で特に意識することは無い、けれど陶器は私たちの生活になくてはならないもの。

 

 

 

 

DSC02283水で混ぜられ粘土状になった土。

 

 

 

 

DSC02278陶芸家の庭。

 

 

 

 

DSC02298捏ねられる土。板が軋む静かな音だけが工房に響く。

 

 

 

 

DSC02304ろくろ成形。全ての動きに無駄が無く黙々とろくろを回す。

 

 

 

 

DSC02334緻密な作業も特に何の変化も見せずにこなしていく。

 

 

 

 

DSC02335底穴を開けられた瞬間から他の陶器とは全く違う用途が生まれる。

 

 

 

 

DSC02316窓からは常滑の素朴な風景が広がる。

 

 

 

 

DSC02319釉薬を攪拌させる。

 

 

 

 

DSC02314どこまでも漆黒の釉薬は「黒秞」と名づけられている。

 

 

 

 

DSC02322施釉という作業。

 

 

 

 

DSC02324施釉され少しづつ命が吹き込まれていく。

 

 

 

 

DSC02327バケツに入れられた黒秞。

 

 

 

 

DSC02249素焼きの陶器、施釉された陶器。

 

 

 

 

DSC02280残念ながら窯につめる工程は見ることができなかった。

 

 

 

 

DSC02270日々食料となる野菜を作るのは得意な大原さんも多肉植物は少し苦手なようです。

 

 

 

 

DSC02267工房を後にする、どんよりとした曇り空だがジットリと暑かった。

 

 

 

 

雑記 

いつも書く記事と少し趣向を変えて写真を主体としてみました。

 

大原さんは陶器に使用する土、灰、釉薬、全てを手作りで作っています。

 

膨大な手間をかけてでも実現したいモノゴトがあると大原さんは語ってくれました。

 

工房の前に広がる海で釣りをし近所の畑で野菜を育てる。陶芸だけにとどまらず身の回りの多くのモノをDIYの精神で作り上げています。

 

男が惚れる生き様と、工房に行くたびに「清貧」について考えさせられる。

 

ブランディングやマーケティングと言った考え方とは遠い所に身を置きつつ浮世離れしていない素直な感覚。

 

お会いする度に気づきがあります。

 

 

大原光一陶暦
1974年 東京生
1994年 大学中退後、書家シュトラッサー・ベロニカ氏に師事 焼き物を始める
1995年 日本の陶産地を訪ね歩く 写真家藤井友樹氏に出会う 様々な知己を得る
1996年 南山陶苑入社 常滑に移住
1999年 同社 退社 独立 韓国の陶産地を訪ね歩く
2000年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会ワークショップ参加
2003年 タイ プラナコーン大学にてデモンストレーション
2004年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会ワークショップ参加
長野県飯田市にて知人の穴窯を造る
2005年 常滑国際陶芸ワークショップ(IWCAT)の穴窯を造る
2007年 常滑市まねき猫プロジェクト参加
2009年 常滑国際陶芸ワークショップ(IWCAT)の半地下式穴窯を造る
2010年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会展示販売
2011年 米国シカゴ市Theaster Gates Studioにて制作
2013年 米国シカゴ市Theaster Gates Studioにて制作
2014年 長三賞陶業展入選
2015年 トルコIstanbul biennalに参加

 

 

植物の値付けの難しさは異常。

2017.07.10

すごくとりとめもない雑記ですので流し読んでください。

 

 

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先日スピーシーズ ナーサリーの藤川さんと話しをしていた時のこと。

 

そしてその話しは元々BANKS Collectionの杉山さんと藤川さんが話しをしていた会話でもありました。

 

「植物の値付けって難しいよね」というお話し。

 

 

DSC02184藤川さんのインタビュー記事ももうすぐ?出来上がると思います。内容濃いですよ!!

 

 

「流行っているものをその時々で高く売ってしまうことはできるけれど…」

「それなりに流通しているものでも気に入っているので値段付けにくい….」

 

 

みたいな話しをしていて私も「うんうん、すっごい分かります」と返した。

 

まぁ要は気に入っている植物はなるべく売りたく無いってことだ。

「じゃあ商売すんな!」「そんなのプロじゃねぇ!」というお言葉もすごく分かります。

 

二度と手に入らないような希少植物は置いておいたとしてもどうしても売れない植物って実際にあってその一つのキーワードは…

 

 

 

「思い入れがありすぎる植物」

 

 

 

だと思います。

 

良く農家さんに行くと親株用や希少な植物には赤札が挿してあって「非売品ですよ」と明示してあります。

 

それらのように作り手・売り手としてハッキリと非売の理由が明示できるような感じでもなく…。

 

「なるべく売りたく無いけれどその売りたく無い理由を超えて買ってくれるのであればいいですよ」みたいな。

 

その時の時流などに影響されない値付け…“思い入れを視覚化”できたらいいなと思っています。

 

 



 

 

簡単に言えば思い入れだったり手に入れたストーリーとか、実生した際の選抜した生き残り株とか。

 

そういう事をお客さんとリレーションが取れた上で販売できたらいいなぁって話になりました。

 

単純に言えばお気に入りの植物をそれなりの良い値で販売したい場合「思い入れ札」を挿しておいて気になる人はその札について質問できるとか。

 

TOKYの実店舗レベルだったらできますが大きなお店や従業員の知識レベルによっては不可能なので難しいとは思いますが。

 

 

 

とりとめもなく答えもありませんがそういう話しをして悶々としつつなんとなく出口が見えかけたけど色々考えるとまた迷路にはまってしまったお話しでした。

 

 

 

DSC02341実生したデロニクス・フロリブンダ。

 

 

友人からもらった種で実生して、何度も剪定して自分好みの樹形にしていって、その間に株元にドルステニア・フォエチダが二株出てきてこれまた可愛くなってきて…売るとか云々じゃなくて「植え換えもしたくない」みたいな袋小路です。

 

ちなみにその他に数株ありましたがそれらは普通に販売しました。

ですがこのデロニクスだけは売ることができません。

 

売らないけれどもし売るなら5万円くらいかなぁ…と考えてしまいました。ちなみにデロニクス・フロリブンダの実生3年目でしたら5000円くらいでしょうか。ただ「思い入れ」が加わると自分的にはこんな値段になっちゃいます。

 

 

Interview07 / 法花園 近藤さん

2017.07.26

植物界のキーパーソンにスポットを当ててインタビューする企画、第7回目。

今回はTOKYも参加する大阪の人気植物イベントWILDWOODを通して交流を深めた愛知県でチランジア・キアネア(Tillandsia cyanea)を生産する農家 法花園の3代目園主 近藤さんにお話を伺いました。

 

BANKS CollectionのCOO 杉山さん曰く「神様のいたずらとしか思えない」と言わしめた伝説の選抜個体、白い花序を持つキアネア・ロク。

そしてタイから輸入されるビカクシダの数々…一見愉快だけれど実は歴史ある農家の近藤さんにお話を伺いました。

 

近藤隆彦さん
チランジア・キアネア生産農家の三代目園主。
キアネアに対する圧倒的な知識と経験、そして今エキゾチックプランツの世界でも人気のあるビカクシダの本格的な輸入・生育・生産。
その他にも溶接機を使い植物のディスプレイなどにとどまらない什器の制作を行う。
チャームポイントは高低差のある頬骨。
法花園

 

 

DSC02222エメラルドグリーンに輝くキアネアという草原の中で佇む法花園の近藤さん。

 

 

 

ー「法花園」と入力すると「放火園」と出るのでやめてもらっていいですか?

 

いや、それ僕のせいじゃないです。

 

 

 

ーあとキアネアってミヤネヤみたいで紛らわしいのでやめてもらっていいですか?

 

いや、それ自分の問題だし。ってか頭おかしいんか。

 

 

DSC02244ソバージュ・ネコメガエルを自在に操る法花園の近藤さん。

 

 

 

ー冗談はさておきいつから近藤さんはキアネアの生産してるんですか?。

 

僕は3代目なんですけど要はおじいちゃん、父親、そして今現在は僕が引き継いでいる感じです。

 

もともとは継ぐ予定はなかったので大阪で美容室を経営していたのですが、父親も年齢が年齢と言うのもあり…ただ昔から植物は好きだったので抵抗なく継ぐことができました。

 

ちなみに僕には兄がいるのですが虫がさわれないので必然的に僕が継いだというのはここだけの話です。

 

 

DSC02198メキシコ亀甲竜を心配そうに見つめる法花園の近藤さん。

 

 

ーでも美容室経営していたらなかなか後を継ぐというのも大変ですよね?

 

そうですね。その当時は普通に美容室を経営できていましたし。

 

辞める理由はなかったのですが父親が「もう辞める」と言い出して、でもそれでおじいちゃんの代から続いているキアネアの生産をやめてしまうのはあまりにも勿体無いなと思い継ぐことを決意しました。

 

ただ、美容室でも植物を売っていましたし、スムーズにキアネアの生産者になれたなって思います。

 

 

 

 

 

ー何か後を継ぐことなどで大変だったこととか苦労したことはありますか?

 

…いや……特に…なにも無いですね…(「え?」しばし沈黙が続く)

 

小さい時から手伝ってましたし、生産や出荷のシステムが決まっているので…

 

強いて言えば夏になるとハウスの周りや中に雑草がたくさん生えるので異様に草刈りが多い、くらいですかね。僕綺麗好きなんで。

 

と言うわけで申し訳ないくらいに苦労してないです。すいません。

 

 

DSC02224青々と生い茂るキアネア。取材時は花の見頃のシーズンが終わったくらいでした。とても美しいので残念。

 

 

 

ー(気を取り直して…)キアネアの魅力を教えてください。

 

虫がつかない、子をたくさん吹く。

 

あまり購買目線で聞くと魅力的に聞こえませんが、この2つは生産目線で言えばスーパー大事です。

 

ちなみに言えばうちが今まで生産して出荷した全てのキアネアはたった1つのキアネアから出たクローンを選抜したものです。

 

 

 

ー選抜漏れってやっぱり処分しちゃうんですか?。

 

昔は処分をしたりもしてたのですが現在は選抜漏れした(株姿、花姿がよくないもの)キアネアの遺伝子が必ずしも次の子株に引き継がれるわけではないと考えています。

 

例えば花の形が悪い場合は花を抜いてしまいます。そうすることによりその次の年にクランプ(群生)になり株立ちします。

 

そういった株立したキアネアに観賞価値を置くお店さんもありますので無駄なく使うことができます。異常なほどにロスが無い植物です。

 

 

 

DSC_0019_s不思議な造詣のキアネアの花序

 

 

ーそれにしてもキアネアの花は本当に不思議な形ですよね?(しゃもじみたいな?)。

 

ちなみにピンクの部分は花序(花がつく茎)なので実際の花は小さい紫の部分です。

 

年がら年中、毎日見ていると分かるのですがその花序もギザギザが少ないものや平たくて大きいものもあり一見同じように見えてもそれぞれ個性があって楽しいです。

 

そしてその個性の中から突出したものとしてある日、白っぽい花序のものが出てきて選抜を繰り返しました。

 

そうして作り上げられた選抜個体が新しく品種登録されたチランジア・キアネア “ロク”(Tillandsia cyanea “roku”)という品種です。

 

植物の世界では新しい品種を作ると自分の子供の名前をつける人が多いのですが、僕も息子の禄(ロク)の名前をつけました。

 

 

DSC_0034真っ白な花序が美しいキアネア ‘ロク’。

 

 

ー選抜方法を詳しく教えてもらってもいいですか?

 

白い花序が出たものの子供も白なのでその株をクランプにしたりして白い個体のクローンを作り続けることにより更にはっきりと白い花序のものを作り続けました。

 

BC杉山さん曰く「神様のいたずら」だと。あの人がそういうのだから誰にも理由なんてわからないんだと思います。

 

ちなみに「花序が白で花も白」という個体自体はすでに海外のナーセリーに存在していて、アントシアニン(色素)が抜けきっているのでそうなったのですが、ロクの花はアントシアニンが残った状態で紫です。

 

ロクを見せた時、いつも冷静なBC杉山さんがかなり取り乱していたので…奇跡なんだと思います。

 

ロクが出たのは今から10年位前。僕と父は気に入っていたのですが、市場に出しても値段もつけにくいし地味な印象もあるので「どうかなぁ」という感じでした。ところがある日杉山さんがハウスに来て教えてくれたのです。

 

 

ーじゃあ恩人ですね。

 

そうですね、それと関係あるかどうかは分かりませんが、BC杉山さんのお父さんが週4日くらい法花園に遊びに来ます。

 

 

DSC02231本文とは関係ありませんが綺麗好きの近藤さんのハウスは周辺も綺麗です。この後川の中にいるアメリカザリガニを見せてやると息巻いて川に入ったのですが採れなかったのはここだけの話です。

 

 

 

ーそのうち白い花序のロクで大儲けできますね、ウハウハですね。

 

う〜〜〜ん…全くあてにしていないというか…「欲をかかない」という近藤家の家訓があるので。

 

近藤家は長年キアネアを生産してきて、時代によっては(例えばバブル時代)流されそうになったこともありましたけど、「淡々と日常を過ごす」ということを肝に銘じていたからこそこれだけ安寧に続けてこられたんだと思います。

 

今はロクを増やしている段階ですが、僕達が意図的に高くしようとかそういうことは全く考えていません。

 

それはお客さんなり周りの人がロクの価値(ここで言う価値とは金額を決める部分的な価値)を決めてくれればいいと思います。

 

 

 

DSC02206大きなハウス一棟に所狭しと並べられるキアネアとビカクシダと法花園の近藤さん。

 

 

 

ーそれではビカクシダに力を入れたきっかけなどを教えてください。

 

もともと趣味でビカクシダを生育していましたが、キアネアだけを淡々と育てる業務を続けていると “飽きる!!” というのがあってビカクシダの販売もしてみよう、となりました。

 

1つの方向しか見ていないと周りが見えなくなってしまってバランス感覚が欠如したり、そういうこともあり法花園として幾つもの可能性や方向性は必要と考えています。

 

それはもう1つの事業である什器制作に関しても同じことが言えます。

 

後は「じゃあ何故ビカクシダなの?」と聞かれればやはり “植物としての分かりやすさ” は一番大きいかもしれません。

 

成長している姿も分かりやすいですし生育のメカニズムもビカクシダによって様々ですがそれであっても僕からしたら特性が掴みやすいです。

 

例えばタイから輸入して日本に来て生育すると顔つきが変わったりするのも面白いですね。

 

 

 

 

 

ー何かこだわっている部分などありますか?

 

抜き苗輸入してそれをいわゆる  “転がし”や “右から左” では売りたくないですね。

 

法花園のハウスは本当に環境がいいのでしっかりと生育して自分なりに “完璧な状態” にして販売しています。

 

僕が自信を持って育てた株をお客さんが買って、いづれ子株が出た時に自分が売ったその作り込んだ株が見本になるようにと考えています。

 

 

DSC02210お気に入りのビカクシダ ホーンズサプライズ(Horne’s Surprise)の後ろでおどける法花園の近藤さん。

 

 

ー今個人的に気に入っているビカクシダはありますか?

 

原種ではない交雑種なのですがホーンズサプライズ(Platycerium sp. ‘Horne’s Surprise’)というビカクシダがお気に入りです。

 

原種原理主義の人から見たらめちゃくちゃ曖昧なビカクシダなのですが自分はあまりその辺にこだわりはありません。

 

もちろん原種も好きですが、種名のはっきりしない曖昧なビカクシダも好きですし、もっと言えば見た目が好みならなんでも好きです。

 

近藤家の家訓的にも“原種”とか“レア”とか、そういうことに振り回されたくないんです。

 

強いて言えば「この形が欲しい!!」とか言うのはあります、ただ種に対してこだわりは全くありません。

 

 

DSC02202ビカクシダが心地よい環境は人間にも心地よい、それを体現する法花園の近藤さん。

 

 

ービカクシダ関連で何か今後の活動はありますか?

 

実は以前こちらのインタビューでも紹介されていたWILDWOOD主宰の野本さんと

「Waft」(ワフト)と言うプロジェクトを開始しました。

 

ざっくり言うと僕らが選抜したビカクシダを保証付きで販売する、というものです。

 

「植物に保証つけんな、ややこしなる!」という意見もありますが、僕らも今まで販売してきて色々と思うことがあるのでこういう形式をとることにしました。

 

その代わりに保証つきなのでそのへんのお店で買うよりも勿論高価だと思います。なのでそれはお客さんが用途によって選んでくれればいいと思います。

 

 

IMG_1964顧客管理するためのシリアルナンバーカード、どうやら法花園の近藤さんは本気のようです。

 

 

ーそれでは什器制作のお話も聞かせてください。

 

主に植物をレイアウトしたりディスプレイするのための什器を作るブランド「什木」といいます。

 

美容室を経営している時に店内に植物をディスプレイしたいと思い半自動溶接を見よう見まねで覚えました。お陰で今は結構上手だと思います。

 

 

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お客さんからオーダーがあれば自分で作れるものであればなんでも作ります。

 

みなさん、全くゼロベースで考えるというよりはInstagramなどで今まで作った製品を見てイメージを膨らませる方が多いですね。

 

 

ーそれでは最後に何かありますか?

 

色々な話がでましたが、まずは自分が楽しんで、心にゆとりを作って、いいものを作る(植物も什器も)ということをもっと高めていきたいです。

 

あとはBCの杉山さんがキアネア “ロク”をドイツに持っていってくれて、栽培試験を現在受けている状態です。

 

そこで合格すれば他の諸外国でもロクが栽培されたりする可能性があるのでキアネアの部分でも世界を視野に活動できればなと思っています。

 

ただ僕には “欲をかかない” と言う近藤家の家訓があるので別にそれでマーケットができなかったとしても何も問題ありません。

 

 

 

 

雑記

 

法花園の近藤さんとは公私共に仲良くさせてもらっているのですが、こういうインタビューとして話を聞くとやはり知らないことが多く大変勉強になりました。

 

TOKYとしてもBCさんを紹介いただいたり、店舗内の什器を制作してくれたり、植物を卸してくれたりもするので今後ますますその繋がりは深めていきたいなぁと思うところです。

 

後は誰のためにもなりませんが法花園の近藤さんを仁王立ちさせて写真を撮るという “Chan Trip” というプロジェクトをInstagramで不定期で行っています(会った時に撮るだけ)。

 

高い所に登らせたり、飛び降りさせたり、何をオーダーしても嫌な顔1つせずこなしてくれる彼の懐の広さが仕事にも現れていると思います。

 

皆さんも是非Waftでのビカクシダ購入や什器制作などで法花園の近藤さんにオーダーしてみてはいかがでしょうか?

 

 

DSC02216什器を制作する工房。右下の木工用ボンドを拾ってほしいです。

 

 

DSC02237TOKYで販売した「法花園の近藤さん  ブローチ」。頬骨の盛り具合に制作者の闇を感じます。

 

法花園HP
法花園の近藤さん(Instagram)