最近は好みの植物の壁を超えて色々なジャンルに挑戦されるお客様が増えているなと実感しています。
農家さんなど行くと「ちょっと今は不人気」みたいな植物って結構あります。
そういう植物も合わせる植木鉢によって見え方や感じ方が変わるので楽しいなと販売している側からも感じます。
特に最近は各種雑誌や書籍でも取り上げられることが多いコーデックスから植物に入る人が多いようです。
種類にもよりますが特に人気のあるパキポディウムなどはやはり色が濃くて土っぽい感じの鉢に合わせる方が多いのと実際に合うなと思います。
ただ、多肉植物だけとってもさまざまジャンルがありますので全方位にアンテナを立てて開発に挑めればと思っています。
そんな中で最近東日本橋実店舗でうれしかったことを少しピックアップ。
エケベリア・アガボイデス ‘スーパーレッド'(Echeveria Agavoides ‘Super red’
)とFlames Potのプロトタイプの組み合わせ。
ご購入いただいた方は割りと武骨なコーデックスと黒目の鉢の組み合わせを多くコレクションされている方でした。
ただ実店舗でこの組み合わせにとても共感いただいたようでとてもうれしく思います。
しかも初のエケベリアだそうなのでこちらでも出来得る限りの生育方法を説明させていただきました。
エケベリア・メキシカンジャイアント(Echeveria colorata ‘Mexican Giant’
)と有田焼のプロトタイプの組み合わせ。
こちらをご購入の方もさきほどの方と同様でコーデックスがメインのコレクターさまです。
やはり同様に実店舗で恋に落ちられたようでこのメキシカンジャイアントがエケベリアデビューとなりました。
真っ白な葉にブルーの有田焼がとても美しい組み合わせです。
奥様に見せてあげたいとおっしゃっていました、そういう植物の買い方ってすごく素敵だと思います(ちょうどお花のような造形ですし)。
マミラリア・プルモサ (白星)
(Mammillaria plumosa)とRyumyaku Bowl Pot M (Kinyo)の組み合わせ。
こちらも実はコーデックスの生育をメインとした趣味家さまにご購入いただきました。
店内で他のお客様に株の現状の状態と鉢選びなどをご説明させていただいてるのを聞かれていたようで話を聞いているうちに欲しくなってしまわれたようです。
上記の方々皆様とても気に入っていただけたようで嬉しく思います。
こういうコミュニケーションが取れるからこそ実店舗の営業の重要性を痛感します。
現状趣味の植物以外は他ジャンルの植物が視界に入っても反応を示さないことがあります(逆にエケベリア愛好家がコーデックスに興味を示さないことも同様ですね)
TOKYも過去を振り返ればほぼコーデックスから植物に入った、と言っても過言ではありません。
それが気がつけば最近では管理場には様々な植物がひしめきあっており悩みながらも楽しい毎日を送っています。
様々な植物に出会って触れて“本当に自分が好きなモノを探る”という作業をしてみると楽しいかもしれません。
植木鉢もそうです、以前Blogでも書きましたが日本の家屋は壁が白や黒が圧倒的に多いので黒目の鉢が似合うと言われていますがそこに疑問符を持ってカラフルな植木鉢を使って空間に彩りをもたせることが出来たらとても楽しいと思います。
私たちTOKYがきっかけになってお客様の価値観や可能性の幅が広がる一助になれれば本懐です。
最近は植木鉢のブームが加熱ですが熱くなりすぎず“本当に自分が好きなモノを探る”作業を行ってみてはいかがでしょうか?
意外にもマダガスカルのコーデックス大好きでもファンシーなエケベリアにメロメロになってしまうかもしれません、私のように 笑。
あ、勿論黒い鉢も大好きです。現在もたくさん作ってますし!!
ただ、この世界の可能性が1つの方向に向いてしまうと危険だなと思っています。
最後に…エケベリアでもクールは実現できます!!!