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TOKY Staff Blog
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大原光一

陶芸家のご紹介 01 / 大原光一さん (常滑)

2017.07.13

 

 

Solomonシリーズのハンドメイドポットを作る陶芸家の大原光一さん。

 

 

新作の打ち合わせや「なんだか会いたいな」という思いに導かれ常滑に。

 

 

 

 

DSC02254大原光一さん。物静かで素朴な雰囲気だがお話しをすると内に秘めた熱いものを感じることが出来る。

 

 

 

 

DSC02245いただいたお昼ご飯。陶器から食べるものまで全て大原さんの手作り。

 

 

 

 

DSC02252ふと本棚を覗くと気になる書籍が多いことに気がつく。

 

 

 

 

DSC02250陶芸家さんにとって個展はとても重要な意味を持ちます。

 

 

 

 

DSC02273山から運んできた土をハンマーで砕く、とても地味な作業。

 

 

 

 

DSC02282土なんて生活の中で特に意識することは無い、けれど陶器は私たちの生活になくてはならないもの。

 

 

 

 

DSC02283水で混ぜられ粘土状になった土。

 

 

 

 

DSC02278陶芸家の庭。

 

 

 

 

DSC02298捏ねられる土。板が軋む静かな音だけが工房に響く。

 

 

 

 

DSC02304ろくろ成形。全ての動きに無駄が無く黙々とろくろを回す。

 

 

 

 

DSC02334緻密な作業も特に何の変化も見せずにこなしていく。

 

 

 

 

DSC02335底穴を開けられた瞬間から他の陶器とは全く違う用途が生まれる。

 

 

 

 

DSC02316窓からは常滑の素朴な風景が広がる。

 

 

 

 

DSC02319釉薬を攪拌させる。

 

 

 

 

DSC02314どこまでも漆黒の釉薬は「黒秞」と名づけられている。

 

 

 

 

DSC02322施釉という作業。

 

 

 

 

DSC02324施釉され少しづつ命が吹き込まれていく。

 

 

 

 

DSC02327バケツに入れられた黒秞。

 

 

 

 

DSC02249素焼きの陶器、施釉された陶器。

 

 

 

 

DSC02280残念ながら窯につめる工程は見ることができなかった。

 

 

 

 

DSC02270日々食料となる野菜を作るのは得意な大原さんも多肉植物は少し苦手なようです。

 

 

 

 

DSC02267工房を後にする、どんよりとした曇り空だがジットリと暑かった。

 

 

 

 

雑記 

いつも書く記事と少し趣向を変えて写真を主体としてみました。

 

大原さんは陶器に使用する土、灰、釉薬、全てを手作りで作っています。

 

膨大な手間をかけてでも実現したいモノゴトがあると大原さんは語ってくれました。

 

工房の前に広がる海で釣りをし近所の畑で野菜を育てる。陶芸だけにとどまらず身の回りの多くのモノをDIYの精神で作り上げています。

 

男が惚れる生き様と、工房に行くたびに「清貧」について考えさせられる。

 

ブランディングやマーケティングと言った考え方とは遠い所に身を置きつつ浮世離れしていない素直な感覚。

 

お会いする度に気づきがあります。

 

 

大原光一陶暦
1974年 東京生
1994年 大学中退後、書家シュトラッサー・ベロニカ氏に師事 焼き物を始める
1995年 日本の陶産地を訪ね歩く 写真家藤井友樹氏に出会う 様々な知己を得る
1996年 南山陶苑入社 常滑に移住
1999年 同社 退社 独立 韓国の陶産地を訪ね歩く
2000年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会ワークショップ参加
2003年 タイ プラナコーン大学にてデモンストレーション
2004年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会ワークショップ参加
長野県飯田市にて知人の穴窯を造る
2005年 常滑国際陶芸ワークショップ(IWCAT)の穴窯を造る
2007年 常滑市まねき猫プロジェクト参加
2009年 常滑国際陶芸ワークショップ(IWCAT)の半地下式穴窯を造る
2010年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会展示販売
2011年 米国シカゴ市Theaster Gates Studioにて制作
2013年 米国シカゴ市Theaster Gates Studioにて制作
2014年 長三賞陶業展入選
2015年 トルコIstanbul biennalに参加